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ヒルトンのステータス制度が変わるって本当?
ヒルトンの新ステータス「ダイヤモンド・リザーブ会員」はどんな特典が受けられるの?
2026年1月1日に、ヒルトン会員プログラムは刷新し、主に会員ステータス取得基準の緩和と新ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」の誕生が、わたしたち日本人にとっては主となる変更と言えます。
この記事では、ヒルトン新ステータスの獲得基準やその他2026年1月1日付で変更になるヒルトン会員ステータス制度についてわかりやすく解説しています。

ヒルトン新ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」とは?
2026年1月1日から、ヒルトン・オナーズに新たな最上位ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」が誕生します。
これまでの最高位であったダイヤモンド会員のさらに上に位置づけられる、究極の上級会員ステータスです。
これまでのダイヤモンド会員を超える最上位ステータス
ダイヤモンド・リザーブは、ヒルトン・オナーズの会員ランクに新たに加わる5つ目のステータスです。
従来、ヒルトン・オナーズの会員制度は、メンバー、シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの4段階でしたが、2026年からはその頂点にダイヤモンド・リザーブが君臨する形になります。
ダイヤモンド・リザーブのステータスは、ヒルトンの最もロイヤルティの高い顧客に向けた特別な位置づけとなっており、これまで以上にプレミアムな体験を提供することを目的としています。
ヒルトンが顧客の声に応えて導入した新制度
ダイヤモンド・リザーブの誕生は、ヒルトンが長年にわたってヒルトン・オナーズ会員の声に耳を傾けてきた結果です。
ヒルトンは「滞在体験の向上こそがロイヤリティを築く基盤である」とし、より個人に寄り添ったサービスと有意義な特典を求める会員の要望に応える形で、この新ステータスが設計されました。
特に、ヒルトンアメックス・ヒルトンアメックスプレミアムの保有だけで簡単に最上位ステータスが得られる状況への対策としても機能しており、真にヒルトンを愛用する顧客に特別な価値を提供するという明確な意図が込められています。
ヒルトン新ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」取得条件
2026年1月1日から導入されるヒルトン史上最高位のステータス「ダイヤモンド・リザーブ」には、これまでのステータスとは異なる特殊な取得条件が設定されています。
他のステータスと大きく異なるのは、宿泊実績と利用金額の両方を同時に満たす必要がある点です。

年間80泊または40滞在が必須条件
ダイヤモンド・リザーブを取得するためには、年間80泊以上または40滞在以上のいずれかを達成しなければなりません。
1滞在は連続する宿泊を指すため、たとえば3泊4日の旅行であれば「3泊・1滞在」とカウントされます。
80泊を達成するには、平均して月に約7泊のペースでヒルトン系列ホテルに宿泊する計算になり、ビジネス出張が多い方や、海外を頻繁に移動する方向けの設定といえるでしょう。
従来のダイヤモンドステータスの取得条件が年間60泊または30滞在であることを考えると、さらに上のレベルが求められていることがわかります。
年間18,000米ドルの利用金額が同時に必要
宿泊実績に加えて、ダイヤモンド・リザーブでは年間18,000米ドル(日本円で約280万円)の利用が必須です。
ダイヤモンド・リザーブの獲得基準は、他のステータスにはない独自の条件であり、単に泊数を重ねるだけでは達成できない仕組みとなっています。
仮に80泊で割り算すると、1泊あたり平均225米ドル(約3万4千円)の支出が求められる計算です。エコノミーホテルではなく、コンラッドやウォルドーフ・アストリアといったラグジュアリーブランドを中心に利用する必要があるため、予算面でもハードルは高めといえます。
クレジットカードによるショートカットは存在しない
これまでヒルトンアメックスプレミアムを保有し、年間200万円以上を利用すればダイヤモンドステータスを取得できましたが、ダイヤモンド・リザーブに関してはクレジットカード特典による近道は用意されていません。
あくまで実際の宿泊と利用金額によってのみ獲得可能な設計となっており、真の意味でヒルトンへのロイヤリティが高いゲストのみが到達できる仕組みです。
この点は公式にも明言されており、カード保有だけでは最上位ステータスには届かないことが明確化されています。ヒルトンが本当に頻繁に利用する顧客を優遇するための戦略的な設定といえるでしょう。
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ヒルトンダイヤモンド・リザーブの特典一覧
ダイヤモンド・リザーブ会員には、従来のダイヤモンド会員特典に加え、さらに充実した独自のサービスが提供されます。

予約時から滞在中、そしてチェックアウトまで、あらゆる場面でワンランク上のおもてなしを受けられるのが最大の魅力です。以下、各特典について詳しく見ていきましょう。
①プレミアム/スイートルームへ客室無料アップグレード(確約)
ダイヤモンド・リザーブ会員最大の特典が、予約時に客室アップグレードを事前確定できる「アップグレード確約特典」です。
通常のダイヤモンド会員はチェックイン時の空室状況に応じたアップグレードとなりますが、リザーブ会員は予約段階で最大1ベッドルームスイートまでのアップグレードが保証されます。
この特典は1滞在につき最大7泊まで適用され、有償宿泊だけでなく特典宿泊でも利用可能なのが嬉しいポイントです。
ヒルトンポイント宿泊やヒルトンアメックス・ヒルトンアメックスプレミアムの無料宿泊でも適用ということですね。
対象ホテルには「ウォルドーフ・アストリア」「コンラッド」「LXR」「シグニア」などのラグジュアリーブランドも含まれています。
年間120泊達成時にはさらに1回の特典が追加付与され、年間最大2回の確約アップグレードを利用できるのも魅力的です。


②最優先の客室無料アップグレード
確約アップグレード特典とは別に、ダイヤモンド・リザーブ会員は空室状況に応じた「最優先アップグレード」の対象にもなります。
これはチェックイン時ではなく、チェックイン3日前の時点でアップグレードの可否が確定するというものです。
通常のダイヤモンド会員よりも優先順位が高く設定されているため、混雑する繁忙期でもアップグレードされる可能性が高まります。
さらに、確約アップグレード特典を使い切った後でも、この最優先アップグレードは継続して適用されるため、滞在のたびに上質な客室を期待できます。
③16:00までのレイト・チェックアウト確約
ダイヤモンド・リザーブ会員は、全てのヒルトンブランドホテルで16時までのレイトチェックアウトが保証されます。
通常のダイヤモンド会員は空室状況によって1〜2時間程度のレイトチェックアウトが可能な場合がありますが、リザーブ会員は事前確約となるため、旅程を柔軟に組み立てられます。
エグゼクティブラウンジやホテル内施設を最後まで満喫できることで、滞在の価値がさらに高まり、混雑期や週末でも確約されているため、安心して利用できる特典となっています。
④120%のボーナスポイントの獲得
ダイヤモンド・リザーブ会員は、全ての滞在で通常ポイントに加えて120%のボーナスポイントを獲得できます。

例えば、100ドルの滞在で通常1,000ベースポイントが付与される場合、リザーブ会員はさらに1,200ボーナスポイントが加算され、合計2,200ポイントを獲得できます。
貯まったポイントは無料宿泊や客室アップグレード、航空マイルへの移行など、幅広い用途に使えるため、ヒルトンでの滞在がますますお得になります。
⑤VIPラウンジ「プレミアムクラブ」の利用
ダイヤモンド・リザーブ会員は、通常のエグゼクティブラウンジに加えて、「プレミアムクラブ」と呼ばれる上質な専用クラブも利用できます。
プレミアムクラブは主にヒルトンのラグジュアリーホテル、ライフスタイルホテル、フルサービスホテルで展開されており、通常のラウンジよりもワンランク上の料飲サービスが提供されます。
朝食から夕方のカクテルタイムまで、1日を通して利用できるため、ホテル滞在の満足度が格段に向上するでしょう。
⑥24時間365日利用できる専用カスタマーサービス
ダイヤモンド・リザーブ会員には、特別なトレーニングを受けた専任チームによる24時間365日対応の専用カスタマーサービスが提供されます。
電話、メール、チャットなど複数のチャネルでアクセス可能で、専用の連絡先も用意されているため、迅速かつパーソナライズされた対応を受けられます。
この特典はマリオットボンヴォイの最上級ステータス「アンバサダー」に提供される「アンバサダーサービス」に相当するものです。
時差のある海外滞在中でも、いつでも日本語でサポートを受けられる安心感は、快適な旅を実現する上で非常に価値の高い特典と言えるでしょう。
ヒルトンステータス制度の変更点(2026年1月1日~)
2026年1月1日から新ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」の新設だけではなく、ヒルトン・オナーズの会員制度が大幅に刷新されます。
具体的には、既存のゴールドやダイヤモンドの獲得条件も緩和され、より多くの方が上級ステータスを目指しやすくなりました。
①ホームウッド・スイーツおよびスパークの獲得レートの変更
2026年1月8日以降、ホームウッド・スイーツとスパークbyヒルトンで新規予約した場合のポイント付与率が変更されます。
従来は1ドルあたり10ポイントでしたが、今後は1ドルあたり5ポイントの付与となり、実質的に半減する形です。
この変更はHome2 SuitesやTru by Hiltonといった既に5ポイントレートを採用している他のエコノミーブランドと統一する狙いがあります。
ただし、エリート会員のボーナスポイント率については従来通り変更はなく、シルバー会員で20%、ゴールド会員で80%、ダイヤモンド会員で100%が維持されます。
| 項目 | 変更前(2026年1月7日まで) | 変更後(2026年1月8日以降) |
|---|---|---|
| 対象ブランド | Homewood Suites by Hilton Spark by Hilton | Homewood Suites by Hilton Spark by Hilton |
| ベースポイント付与率 | 10ポイント / 1 USD | 5ポイント / 1 USD |
| 変更率 | - | 50%減 |
| エリートボーナス倍率 | 20%~120% | 変更なし |
| 適用対象 | - | 2026年1月8日以降の新規予約 |
| 既存予約 | - | 従来レート適用 |
②マイルストーンボーナス変更
2026年以降の新ヒルトン会員プログラムでは、マイルストーンボーナスの獲得条件が変更されます。
これまでは60泊達成時に1万ポイントのボーナスが付与されていましたが、2026年からは40泊達成時に1万ポイント、その後は10泊ごとに1万ポイントが獲得できる仕組みに変わります。
年間最大180泊(合計21万ポイント)までボーナス対象となるため、頻繁にヒルトンに滞在する方にとっては大幅にポイントが貯まりやすくなる改善と言えるでしょう。
| 達成宿泊数 | ボーナス内容 |
|---|---|
| 40泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 50泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 60泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 70泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 80泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 90泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 100泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 110泊 | 10,000ボーナスポイント |
| 120泊 | ①確定アップグレード特典 または ②30,000ポイント (どちらか選択) |
| 年間最大180泊 | 210,000ポイント |
③エリート会員の繰越特典
2025年分の宿泊実績を2026年に繰り越せる「ロールオーバーナイト」制度は、2025年が最後の適用年となります。
2025年に獲得した必要宿泊数を超えた分の宿泊実績は2026年の資格取得にカウントされますが、2026年の宿泊実績を2027年に繰り越すことはできません。
つまり2026年1月1日以降、この繰越制度は完全に廃止されることになります。
| 年度 | 繰越可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 2025年の超過宿泊数 | ○ 可能 | 2026年のステータス取得にカウント |
| 2026年の超過宿泊数 | × 不可 | 繰越制度は2026年が最終年 |
| 2027年以降 | × 不可 | 繰越制度廃止 |
長年活用してきた会員にとっては残念な変更ですが、一方でステータス獲得基準自体が緩和されているため、実質的な影響は限定的と考えられます。
④ライフタイムダイヤモンド(永久ダイヤモンド)条件変更
2026年1月1日からの制度変更において、ライフタイムダイヤモンドの取得条件が一部変更されます。
ダイヤモンドステータスを通算10年以上達成することと、合計1,000泊以上の宿泊という条件は変わりませんが、もう一つの選択肢である「200万ベースポイント」が「利用金額200,000 USD」に変更されました。
これは、ベースポイント制から利用金額制への統一を図ることが背景にあります。
具体的には、1米ドルあたり10ベースポイントが付与されるしくみの実質的な必要金額は変わりません。
ただし、今後は直接的に利用金額で計算されるため、よりわかりやすくなります。
| ライフタイムダイヤモンドの獲得 | 2025年まで | 2026年から |
|---|---|---|
| 条件1(必須) | ダイヤモンド会員を10年達成 | ダイヤモンド会員を10年達成 |
| 条件2(いずれか) | ・通算1,000泊 または ・累計200万ベースポイント | ・通算1,000泊 または ・累計利用金額200,000 USD |
| 変更点 | - | ベースポイント→利用金額ベースに変更 |
| 永久ダイヤモンド・リザーブ会員 | - | 現時点で新設予定なし |
さらに、新たに最上位の「ダイヤモンド・リザーブ」が誕生したことで、ライフタイムダイヤモンド会員のアップグレード優先度は実質的に低下する見込みです。
これまでダイヤモンドが最高峰として扱われてきましたが、今後はダイヤモンド・リザーブ会員が優先される可能性が高く、ライフタイムダイヤモンドの相対的な価値は変化すると考えられます。
⑤ヒルトンステータス取得基準が利用金額に変更
これまでステータス取得の基準として「ベースポイント数」が採用されていましたが、2026年からは「年間利用金額(米ドル)」に変更されます。

例えばゴールド会員の場合、従来は75,000ベースポイントでしたが、新基準では6,000米ドルの利用が条件となります。
1ドルあたり10ポイントが付与される仕組みのため実質的な金額は変わりませんが、より直感的に分かりやすくなりました。
ダイヤモンド会員は11,500米ドル、新設のダイヤモンド・リザーブは18,000米ドルの年間利用が必要です。
金額ベースになったことで予算管理がしやすくなりそうですね。
ヒルトンステータス制度変更のメリット3つ
2026年から実施されるヒルトンステータス制度の変更には、既存会員や新規会員にとって魅力的なメリットがいくつもあります。
ここでは、特に注目すべき3つのポイントを詳しく解説していきます。
①既存ヒルトンステータスの特典内容は変更なし
今回の制度変更で最も注目すべき点は、ゴールド会員やダイヤモンド会員の特典内容がこれまで通り維持されることです。
ステータス取得の条件が緩和される一方で、朝食無料サービスや客室の無料アップグレードといった主要な特典は据え置かれます。
つまり、同じ価値の特典をより少ない宿泊数で享受できるようになるということです。
特に日本ではヒルトンアメックス・ヒルトンアメックスプレミアムでゴールドステータスが付与されるため、「制度変更で特典が削減されるのでは」と懸念もありましたが、既存会員の特典を保護する方針を明確にしています。
これにより、既存会員は不利益を被ることなく、より良い条件でステータスを維持できるようになりました。
②ステータス取得条件が大幅に緩和
2026年1月1日から、ゴールドとダイヤモンドの取得条件が大幅に緩和されます。
たとえば、ゴールド会員は従来の「20滞在または40泊」から「15滞在または25泊」など以下の変更がなされます。
| 会員ランク | 旧基準(~2025年) | 新基準(2026年~) | 緩和率 |
|---|---|---|---|
| メンバー | 無料会員登録 | 無料会員登録 | 変更なし |
| シルバー | 10泊 / 4滞在 / 25,000ベースポイント | 10泊 / 4滞在 / 年間利用$2,500 | 変更なし |
| ゴールド | 40泊 / 20滞在 / 75,000ベースポイント | 25泊 / 15滞在 / 年間利用$6,000 | 宿泊数38%削減 |
| ダイヤモンド | 60泊 / 30滞在 / 120,000ベースポイント | 50泊 / 25滞在 / 年間利用$11,500 | 宿泊数17%削減 |
| ダイヤモンドリザーブ(2026年新設) | - | 85泊 / 42滞在 かつ年間利用$18,000 | 新設 |
上記の変更により、年間の旅行回数が限られている方でも上位ステータスを目指しやすくなりました。
ヒルトンアメックス・ヒルトンアメックスプレミアムの年間決済額ではなく、実際の宿泊でステータスを目指したい方にとっては、特に嬉しい改善といえるでしょう。
③新たな年間利用額基準の追加で選択肢が拡大
2026年からは、ヒルトンステータスの基準にとして宿泊数や滞在数に加えて「年間利用額」という新しい基準が導入されます。
この変更により、宿泊頻度が少なくても、1回あたりの宿泊単価が高い方や長期滞在が多い方にとって、ステータス取得の道が開かれました。
たとえば、年に数回しか宿泊しない場合でも、高級ブランドのホテルに宿泊することで利用額基準をクリアできる可能性があります。

ヒルトンステータス制度変更のデメリット
今回の制度変更は全体的に改善内容が多いものの、いくつか注意すべき点も存在します。
①一部ホテルのポイント付与率が改悪
2026年1月8日以降、ホームウッド・スイーツとスパークの2つのブランドにおいて、ベースポイント付与率が1ドルあたり10ポイントから5ポイントへと半減されます。
これは実質的に50%のポイント還元率低下を意味し、これらのブランドを頻繁に利用していたユーザーにとっては大きな痛手となるでしょう。
とはいえ、現時点で日本にはどちらのホテルもないため国内にいる場合のダメージは皆無と言えます。
すでに同じ付与率となっているホーム2スイーツやトゥルー・バイ・ヒルトンに合わせる形での統一施策ですが、長期滞在型ホテルとして人気の高いホームウッド・スイーツを利用していた会員は、今後のポイント獲得ペースが大きく落ちることになります。
特に宿泊費用が比較的高額になりやすいホームウッド・スイーツでは、獲得ポイント数の減少が顕著になることが予想されます。
②ロールオーバーナイトの廃止
年間の宿泊実績が要件を超えた場合に、余剰分を翌年のステータス取得に繰り越せる「ロールオーバーナイト」制度が2026年1月1日をもって廃止されます。
2025年に獲得した余剰宿泊数は2026年の資格取得にのみ繰り越し可能で、2026年以降に獲得した宿泊数については一切繰り越しができなくなります。
特に出張の多いビジネスパーソンなど、年間宿泊数にばらつきがある会員は、毎年一定のペースで宿泊実績を積まなければステータスを維持できなくなり、柔軟性が失われることになります。
③ライフタイムダイヤモンドの価値が下がった
これまでヒルトン会員の最高峰として君臨していたライフタイムダイヤモンドですが、新たに最上位ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」が誕生したことで、実質的に2番目のステータスに格下げされる形となりました。
特に影響が大きいのは客室アップグレードの優先順位で、今後はダイヤモンド・リザーブ会員が最優先となるため、ライフタイムダイヤモンド会員のアップグレード確率が低下する可能性があります。
長年ヒルトンに貢献してライフタイム資格を獲得した会員にとっては、これまで享受してきた最上級の待遇が相対的に低下することになり、モチベーションの低下につながる懸念があります。
ヒルトン新ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」に関してのよくある質問
ライフタイムダイヤモンド会員がダイヤモンド・リザーブ会員になれる?
はい。ダイヤモンド・リザーブの取得条件を満たすと、ダイヤモンド・リザーブ会員ランクとその特典を獲得できます。
万が一、ダイヤモンド・リザーブステータスを獲得後に維持できない際には、永久ダイヤモンド会員が永久ダイヤモンドより下位のランクになることはありません。
要するに、ダイヤモンド・リザーブのステータスを維持できなかった場合は、永久ダイヤモンド会員ランクに戻ることになります。
| ライフタイムダイヤモンド | 2025年以前 | 2026年以降 |
|---|---|---|
| ステータス獲得条件 | 10年+1,000泊 or 2,000,000ベースポイント | 10年+1,000泊 or 200,000USD |
| ダイヤモンド・リザーブになるには | ー | 条件を満たすとステータス取得可能 |
| 維持できない時 | ー | 永久ダイヤへ戻る |
永久ダイヤモンド・リザーブはありますか?
いいえ。現時点でライフタイム会員ステータスがあるのは、引き続きライフタイムダイヤモンド会員のみです。
まとめ|ヒルトン新ステータス誕生と会員プログラムの改良はメリットが多い
ヒルトンは2026年1月から会員プログラムを大幅に刷新し、新たな最上位ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」を新設します。
同時に既存のゴールドとダイヤモンドの取得条件が緩和され、より多くの会員が上位ステータスを獲得しやすくなります。
既存ステータスの特典内容は維持されるため、全体として会員にとって有利な改定と言えるでしょう。
ただし、一部ブランドのポイント付与率低下やロールオーバーナイトの廃止など、注意すべき点も存在します。
ヒルトン利用者は今回の変更内容をしっかりと理解し、自分の宿泊スタイルに合わせた最適なステータス獲得戦略を立てることが重要と言えるでしょう。





