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アメックスプラチナで損益分岐点を超える家庭・超えない家庭|年収ではなく子どもの年齢がカギ!

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子どもがいる家庭で、アメックス・プラチナの年会費165,000円は本当にペイするの?

この疑問に対して、ネット上の記事の大半は「特典が豊富なので活用すれば元が取れる」で終わります。

でも、実際にアメックス・プラチナ特典を使いこなせるかどうかは、家族構成や年収・子どもが何歳かなどの属性により異なります。

理由は、子どもが何歳かによって、使える特典と使えない特典がまったく変わるからです。

この記事では、アメックス・ゴールドプリファード保有者の私が、0歳から18歳以上までの年齢帯別に「アメックス・プラチナに入会すべき」か「アメックス・ゴールドプリファードが適している」か理由と共に解説します。

執 筆 者
執筆者 Chiaki
Chiaki
  • 元三菱UFJ銀行員
  • 日本証券協会 証券外務員一種保有
  • 生命保険募集人資格取得済
  • アメックス・ゴールド・プリファード保有
  • アメックス・ビジネス・ゴールド保有

未就学児2人の我が家のパターン

以下の記事で私がアメックス・プラチナを見送った理由を4つ挙げました。

  1. 海外旅行が年1回しか行けないこと
  2. コンシェルジュに頼む内容がないこと
  3. 差額125,400円の使い道があること
  4. 家族カードが配偶者1枚しか使えないこと

アメックスプラチナは後悔しそうで選ばなかった理由「年会費ではなく家族構成」。入会のベストタイミングは4つ

でも、今になって振り返ると、この4つは煎じ詰めれば1つの本質に集約されます。

アメックス・プラチナの年会費165,000円に見合う特典の大半が、「子どもが静かに過ごせる年齢」を前提に設計されている。

FHRの高級ホテルも、ダイニングのフレンチレストランも、ラウンジの落ち着いた空間も、すべて「大人がゆっくり過ごせること」が前提条件です。

つまり、未就学児がいると、実現が難しく結果アメックス・ゴールドプリファードの方が子どもが小さい我が家にとっては最高の1枚として判断し結果的に大正解でした。

これは「アメックス・プラチナが悪い」のではなく、「今の我が家のライフステージに合っていない」だけの話です。

だとすると、何歳になったらアメックス・プラチナが合うようになるの?

子どもの年齢別|アメックスプラチナの活躍特典

まず、子どもの年齢を6つに区分します。

年齢この時期の家族旅行のリアル
0〜3歳(乳幼児)移動自体がストレス。近場・短時間が基本。機内で泣くリスクで海外旅行のハードルが異常に高い
4〜6歳(未就学児)体力はつくが、風邪の連鎖で予定が崩壊しがち。静かなレストランは無理
7〜9歳(小学校低学年)海外旅行が視野に入る。ただしコース料理2万円は「子どもが食べない」問題が発生
10〜12歳(小学校高学年)大人と同じ食事・長時間フライト・高級ホテルの連泊が現実的に。家族旅行の質が一変する
13〜17歳(中高生)旅行スタイルが大人とほぼ同じ。ただし家族カードは発行できない
18歳以上家族カード発行可能。子ども自身が単独で全特典を使える。コスパが最大化する

この区分で、アメックス・プラチナの主要特典を仕分けるとこうなります。

特典0-3歳4-6歳7-9歳10-12歳13-17歳18歳以上
FHR(高級ホテル・16時チェックアウト)××
フリーステイギフト2泊目(年500万円条件)
エアラインクレジット10万円(30万円条件)
ダイニング50%キャッシュバック××
プライオリティパス無制限
コンシェルジュ××
ホテルメンバーシップ6社
家族カード(子どもへの発行)×××××

注目してほしいのは、◎が3つ以上並ぶのは「10〜12歳」以降だということ。

0〜9歳のゾーンでは、アメックス・プラチナの目玉特典(FHR・ダイニング・エアラインクレジット)の大半が×か△。

つまり年会費165,000円を払っても、その大半が宝の持ち腐れになりうるのです。

一方で、プライオリティパスだけは保有者の同伴者として無料でラウンジに入れるため全年齢層に使える特典であるものの、プライオリティパスだけのためにプラチナの年会費を払うのは明らかに割に合いません。

年収800〜1,000万円でアメックスプラチナは得?損?|独身と子育て世帯で結論が真逆になる理由

0〜6歳(未就学児)|アメックスゴールドプリファードが最適解

私は2歳4歳の子どもがいますが、アメックス・ゴールドプリファードを2年保有。この選択が大正解でした!

0〜6歳の子連れ旅行のリアルは「いかにトラブルなく無事に帰ってくるか」であり、「優雅なラグジュアリー体験」ではありません。

残念ながら、この時期にアメックス・プラチナを持っても、目玉特典の大半が「宝の持ち腐れ」化します。

FHR(高級ホテル)静かなロビー、子ども不可のラウンジやプール。親が気疲れしてしまう…
ダイニング50%キャッシュバックそもそも子連れ入店不可の店が多く、ファミレスやフードコートが安心
コンシェルジュ頼みたいのは「キッズスペースがある座敷の居酒屋」や「子連れ旅行先の提案」インスタで充分…

多くの一般家庭が上記の状況に陥り、子ども第一のライフスタイルにアメックス・プラチナの出番なしなのが現実。

アメックス・プラチナアメックス・ゴールドプリファードの差額は年間125,400円。 この12.5万円があれば、「家族4人でディズニー提携ホテルに泊まり、子どもの習い事を数ヶ月増やし、週末に少し良い外食をする」ことができます。

0〜6歳のお子さんがいるご家庭は、今は迷わずアメックス・ゴールドプリファードを選び、差額を「今しかできない家族の体験」に使うのがおすすめです!

7〜9歳(低学年)|まだアメックスゴールドプリファード推奨

子どもが小学校低学年のうちも、まだアメックス・ゴールドプリファードを推奨です。

理由①:最大の目玉「2泊目無料」が解禁されない「500万円の壁」

アメックス・プラチナの目玉特典といえば、対象ホテルに連泊する際に2泊目が無料になる「フリーステイ・ギフト(2泊目無料)」や、海外航空券の「エアライン・クレジット(10万円還元)」です。

しかし、これらの超強力な特典を使うには「年間500万円決済」の達成が必須条件になります。

どうせアメックス・プラチナをつくるなら、無料宿泊2泊目は欲しいと思っちゃいますよね

実際問題、子どもが7〜9歳の家庭において、月平均約41.7万円(年間500万円)のカード決済はかなりの高ハードルです。

住宅ローンや学校関連費(給食費や教材費塾代など)といった大きな固定費はカード払いができないため、日常の食費や光熱費だけで月40万円以上を決済し続けるのは、事業経費や税金のカード払いがない限り現実的ではありません。

500万円に届かなければ目玉特典は使えず、アメックス・プラチナを持つ意味は半減してしまいます。

理由②:「子どもの大人料金化」が始まり、旅行の実費が跳ね上がる

7歳(小学生)になると、ホテルや交通機関で子ども料金が大人並み(または70〜80%)にかかり始めます。

添い寝が厳しくなり、ベッド追加や2部屋予約が必要になるのもこの時期です。

旅行の「実費」そのものが一気に重くなるフェーズだからこそ、使えないかもしれない特典のために16.5万円の年会費を払うより、その16.5万円をそのまま「ホテル代や現地でのアクティビティ費用」という実費に回す方が、家族の満足度は圧倒的に高くなります。

この時期の最適解

アメックス・ゴールドプリファードを維持したまま、「我が家は無理なく年間500万円の決済に届くか」をじっくりテストすることです。

事業や固定費の集約などで500万円が自然とクリアできるようになり、子どもがさらに成長して大人と同じ旅行ができるタイミングこそが、次の「10歳の壁」でプラチナへ昇格を検討するタイミングです。

アメックスプラチナ2026年7月改定を徹底検証|今入会すべき人・見送るべき人

10〜17歳(中高生)|アメックスプラチナ切り替え検討あり

子どもが10歳を超えたら、アメックス・プラチナへの切り替えを検討できるフェーズにはいっていきます。

なぜなら、10歳を超えると「子どもが大人と同じ体験・同じ食事を楽しめるようになるから」です。

さらに切実な理由があります。10歳を超えると、旅費が爆増します。 ホテルの添い寝は不可になることが大半で、食事も大人と同じコースやバイキング料金。旅行代金が跳ね上がるこの時期だからこそ、アメックス・プラチナの特典が「防波堤」になります。

「大人料金」の衝撃を直視する

子どもが10歳を超えると、旅行にかかるお金の構造が根本的に変わります。

費目未就学児(0-6歳)低学年(7-9歳)高学年以降(10歳〜)
航空券無料〜大人の75%大人の75%大人と同額
ホテル(添い寝)無料が多い施設による大人と同額(添い寝不可が増える)
レストラン子どもメニュー(500〜1,500円)子どもメニュー大人と同じコースを注文(2,000円以上)
テーマパーク・施設無料〜割引小学生料金大人料金

たとえば、家族4人(夫婦+子ども2人)でハワイ旅行に行く場合。

子どもが5歳のときは、航空券が大人の75%で済み、ホテルも添い寝で追加料金なし。食事もキッズメニューで足りた。家族4人の旅行総額は、おおよそ大人2.5人分でした。

子どもが12歳になると、航空券は大人と同額。ホテルはツイン1室では足りずもう1室追加。食事もしっかり大人の量を食べる。家族4人の旅行総額は、丸々大人4人分になります。

アメックス・プラチナの「コストカット系特典」が生きてくる

アメックス・プラチナの特典を「豪華な体験ができる」と紹介する記事が多いですが、子連れ家庭にとっての本質は違います。

「大人4人分に膨れ上がった家族旅行費用を、特典で削り取る」ためのツールとして機能し始めるのが、12歳以上のフェーズです。

具体的に、「12歳の子ども1人+夫婦」の家庭の年間旅行費をシミュレーションしてみます。アメックス・プラチナ保有有無の場合を並べます。

費目アメックス・プラチナなしアメックス・プラチナあり差額
国内ホテル2泊(ヒルトン東京、1泊約39,000円)78,000円0円(フリーステイギフト2泊目無料)▲78,000円
↑朝食(1人約3,000円×3名×2日)18,000円0円(ヒルトンゴールド朝食無料2名分×2日=12,000円分+子ども分約6,000円は実費)▲12,000円
家族3人でシンガポール航空券(エコノミー1人10万円×3名)300,000円200,000円(30万円以上でエアラインクレジット10万円適用)▲100,000円
シンガポールのホテル3泊(FHR対象、1泊30,000円)90,000円90,000円(ただしFHR100ドルクレジット=約15,000円分が館内利用可)▲15,000円
記念日ディナー:夫婦で年1回(2万円コース×2名)44,000円(サービス料込み)24,000円(ダイニング50%CB、上限20,000円適用)▲20,000円
年間の旅行・外食費合計530,000円320,000円前後約▲210,000円
3人家族年間旅行例

アメックス・プラチナの特典を無理なく活用し、年会費165,000円を差し引いても、アメックス・プラチナを持っている方が約45,000円の黒字に転じます。

しかもこのシミュレーションは「ビジネスクラスで海外旅行」のような浮世離れした想定ではなく、エコノミーで家族旅行・国内ホテルはフリーステイギフト利用という現実的なプランです。

ポイントは、アメックス・プラチナの特典が「贅沢を追加する」のではなく「すでに大人料金で膨れ上がった旅行費を元に戻す」役割を果たしているということ。

損益分岐点|年何回の旅行?いくら決済でクリア?

理屈はわかった。で、うちは黒字になるの?

アメックス・プラチナの年会費は165,000円。アメックス・ゴールドプリファードの年会費は39,600円。差額は125,400円です。

まず、旅行頻度に関係なく発生する「ベース価値」を整理します。これは旅行に1回も行かなくても、アメックス・プラチナを持っているだけで得られる特典です。

特典年間価値備考
グローバル・ダイニング50%CB最大40,000円半年ごとに上限20,000円。夫婦で年2回、1人2万円程度のコースに行くだけで上限に届く
スマートフォン・プロテクション約12,000〜24,000円の固定費削減キャリアのスマホ保険(月額1,000円前後×家族人数)を解約できる。最大15万円の補償
ホームウェア・プロテクション年数千円〜家電の延長保証や破損補償。AppleCareなどの外部保険を代替できるケースあり
ベース価値合計約52,000〜64,000円

つまり、旅行に1回も行かなくても、ダイニングとスマホ保険の解約だけで差額125,400円の約半分(5〜6万円)は回収できているのです。

残りの約6〜7万円を、旅行特典で埋められるかどうか。ここが旅行頻度別の分岐点になります。

年間の旅行パターン旅行系特典の価値ベース価値と合算して差額125,400円を回収できるか
海外旅行0回・国内旅行1回フリーステイ1泊のみ(約25,000円)△ ベース合算で約77,000〜89,000円。まだ足りない
海外旅行0回・国内旅行2回(500万円達成時)フリーステイ2泊(約95,000円※)+FHR体験クレジット100ドル(約15,000円)✅ ベース合算で約162,000〜174,000円。回収可能
海外旅行1回・国内旅行1回(500万円達成時)フリーステイ2泊(約95,000円※)+PP利用(同伴者1名無料を含む)+エアラインクレジット10万円+FHR体験クレジット(約15,000円)✅ 余裕の黒字。ベース合算で約260,000円超
※フリーステイギフト2泊の「約95,000円」

最も価値が高いヒルトン東京を選んだ場合の最大値です(1泊約39,000円×2泊=78,000円+ヒルトンゴールド朝食無料2名分×2日=約12,000円+ホテルクレジット5,000円)。選ぶホテルによってこの金額は大きく変動します。コートヤード・バイ・マリオット札幌(1泊約14,000円)を選べば2泊で約33,000円程度になるため、対象ホテルの選び方で価値が2〜3倍変わる点には注意してください。

ここで重要なのは、PP(プライオリティパス)の「同伴者1名無料」ルールです。

アメックス・プラチナ付帯のプライオリティパスは、本会員・家族カード会員ともに同伴者1名まで無料でラウンジに入れます。

つまり、家族カードを持たない17歳未満の子どもでも、親と一緒なら追加料金なしでラウンジを使える。

夫婦でそれぞれ本会員+家族カードを持っていれば、「本会員+同伴者1名」「家族カード会員+同伴者1名」で最大4名までラウンジに入れます。

つまり、夫婦+子ども2人の4人家族でも、全員無料でラウンジに入れるケースが成立します。

結論として、10〜17歳帯の黒字化条件はこの3つです。

  1. 年間500万円決済の達成(フリーステイ2泊目+エアラインクレジットの付与条件)
  2. 年1回以上の海外旅行(エアラインクレジット消化+プライオリティパスラウンジ利用)
  3. 年1〜2回のダイニング利用(50%CB最大4万円の回収)

この3つが揃えば、アメックス・ゴールドプリファードとの差額125,400円は確実に回収できます。

逆に、500万円決済に届かない場合はフリーステイ2泊目(約70,000円)とエアラインクレジット(100,000円)が消えるため、海外旅行に年1回行ってもベース価値との合算でギリギリのラインになります。

500万円を無理に達成する必要はありませんが、「達成できるかどうか」で得られるリターンが約170,000円も変わります。

家族カードの決済合算や税金のカード払いなどで届くかどうかは、入会前に計算しておくと安心です。

アメックスプラチナ年会費の元を取るには?特典一覧を知ることで損益分岐点を超えられる!

18歳以上|アメックスプラチナの損益分岐点を超えやすい

ここからが、アメックス・プラチナの家族カードが本領を発揮するフェーズです。

アメックス・プラチナの家族カードは4枚まで無料。

18歳以上の家族であれば、配偶者だけでなく子ども・親にも発行できます。たとえば下表をみてみましょう。

発行先枚数
配偶者1枚
子ども(大学生)①1枚
子ども(大学生)②1枚
親(祖父母)1枚
合計4枚(+本会員=5人)

つまり、年会費165,000円÷5人=1人あたり年間33,000円、月額わずか2,750円。

この金額で、全員が以下の特典を持てます。

  • プライオリティパス無制限(各カードにつき同伴者1名も無料)
  • ヒルトン・マリオットなど6社のホテル上級会員ステータス
  • 海外旅行傷害保険(利用付帯)

特にインパクトが大きいのは、子ども自身が単独でプライオリティパスを使えるようになること。 留学先への渡航、友人との卒業旅行、就活の地方出張——こうした場面で、親のカードに頼らず自分のPPでラウンジに入れるのは、実用面でも教育面でも価値があります。

プライオリティパスの年会費は通常約7万円(プレステージ会員)。これが5人分なら約35万円相当。家族カード4枚をフル活用した時点で、プライオリティパス代だけで年会費165,000円の2倍以上を回収している計算です。

アメックスプラチナの家族カードを完全解説。プライオリティパス・ホテル上級会員も付帯し4枚まで無料のため作らないと損?

ホテルエリートステータスが「家族全員」に行き渡る

見落とされがちですが、アメックス・プラチナ家族カード会員にはホテルの上級会員ステータスも付帯します。

たとえばヒルトン・オナーズのゴールドステータス。本会員だけでなく、家族カードを持つ配偶者も子どもも、それぞれが自分名義でチェックインすれば朝食無料(2名分)・客室アップグレードの恩恵を受けられます。

年500万円決済が無理なく達成できる時期

子どもが18歳を超えると、アメックス・プラチナの無料宿泊2泊目・エアラインクレジット10万円がもらえる「500万円の壁」のハードルが下がります。 というのも、生活費の固定費がピークを迎えるために、気づいたら超えている家庭が大半だからです。

子どもが高校3年生〜大学卒業(18歳〜22歳前後)の約4〜5年間は、家庭のライフステージ全体を通して固定費が過去最高に達する時期です。

費目カード決済月額目安年額
食費・日用品(家族分、大人化で増額)15〜18万円180〜216万円
光熱費・通信費(子どものスマホ代含む)4〜5万円48〜60万円
保険料2〜3万円24〜36万円
交通費・ガソリン代2〜3万円24〜36万円
被服費・生活雑貨2〜3万円24〜36万円
旅行・レジャー3〜5万円36〜60万円
税金(固定資産税・自動車税・ふるさと納税)月割で約3〜5万円36〜60万円
家族カード(配偶者+子ども)の決済分5〜10万円60〜120万円
カード決済可能な合計36〜52万円432〜624万円

下限の432万円でもかなり500万円に近く、家族カードの決済や税金のカード払いを意識的に集約すれば、上限の624万円まで伸びます。

10〜17歳帯では「500万円を達成するには無理が必要かもしれない」でしたが、18歳以上では子どもの生活費が完全に大人化し、家族カードの決済分も合算されるため、到達のハードルが構造的に下がるのです。

特に大きいのが家族カード会員の決済額が本会員に合算される仕組み。大学生の子どもが家族カードで日常の買い物やサブスク代を決済するだけで、月5万円×12ヶ月=60万円が本会員の決済額に上乗せされます。

配偶者の家族カードと合わせれば、家族カードだけで年間120万円以上が加算されるケースも珍しくありません。

もちろん、すべての家庭が自動的に500万円に届くわけではありません。ただし、10〜17歳帯と比べて「手が届く現実感」がまるで違うのは事実です。

上記の日常決済で500万円を達成すると、以下の2つの特典が起動します。

500万円達成で起動する特典価値この年齢帯との相性
フリーステイギフト2泊目無料約33,000〜95,000円(ホテルによる)教育費で家計がカツカツなのに、ラグジュアリーホテル2泊分が手に入る。子どもが大学を卒業したら、もう家族全員で旅行に行く機会は激減し、夫婦で楽しむことも可能。
エアラインクレジット10万円100,000円子どもの留学先への渡航、家族での卒業旅行など「この時期にしか発生しない高額航空券の出費」と完璧に噛み合う

さらに、家族カード会員もプライオリティパスやホテル上級会員が付帯しているため、個々での友人との旅行でもアメックス・プラチナの特典が活かせるのは最高。

アメックス・プラチナの家族カードとはいえ本会員とほぼ同等の恩恵が受けられるのは大きい。我が家もこの将来プランは確定です!

損益分岐点|家族カードの発行枚数も鍵

18歳以上の子どもがいる家庭のアメックス・プラチナは、「家族カードを何枚発行するか」で費用対効果の構造が根本的に変わるのが特徴です。

まず旅行頻度に関係なく発生する「ベース価値」を押さえておきます。ダイニング50%CB(最大4万円)+スマホ保険の代替(約1.2〜2.4万円)=約5〜6万円は旅行ゼロでも回収できます。

その上で、家族カードの枚数ごとに「プライオリティパス+ホテル上級ステータス」の世帯全体での価値がどう変わるかを見ていきます。

家族カード枚数PP保有者数同伴者無料枠ラウンジ無料利用できる最大人数1人あたり年会費
0枚(本会員のみ)1名+1名2名165,000円
1枚(配偶者)2名+2名4名82,500円
2枚(配偶者+子ども1人)3名+3名6名55,000円
3枚(配偶者+子ども2人)4名+4名8名41,250円
4枚(配偶者+子ども2人+親)5名+5名10名33,000円

ここで前提として押さえておくべきなのが、PP(プライオリティパス)の「同伴者1名無料」ルールです。

アメックス・プラチナのPPは、カード保有者1名につき同伴者1名まで無料でラウンジに入れます。

つまり家族カード1枚(配偶者)の場合でも、本会員+同伴者1名、配偶者+同伴者1名で最大4名がラウンジを無料利用できる計算です。

ここに各家族カード保有者それぞれに付帯するヒルトンゴールド(朝食無料2名分)やマリオットゴールドエリートなどのホテルステータスが加わります。

たとえば、大学生の子どもが友人と2人で国内旅行する場面。子ども本人の家族カードでヒルトンにチェックインすれば、朝食無料(2名分)が適用されます。

1泊あたり朝食2名分で約6,000円。年に3泊すれば約18,000円。PP利用(留学・旅行)を年1回でも加えれば、その子ども1人のカードだけで年間数万円の実利が出ます。

1人あたりの年会費が33,000〜55,000円であることを考えれば、回収は容易です。

家族カード1枚(配偶者のみ)の場合:

1人あたり82,500円。PP2名分+同伴者2名分でラウンジは家族4人まで無料利用可能ですが、それだけでは回収が厳しい。

この場合はベース価値(ダイニング+スマホ保険=約5〜6万円)に加えて、前章と同じく旅行頻度で勝負する構造に戻ります。海外年1回+国内年1回+500万円決済が黒字化の現実的な条件です。

家族カード2枚以上の場合:

PP+同伴者無料で世帯全員のラウンジアクセスが確保され、各カード保有者にホテルステータスが行き渡り、ベース価値(ダイニング+スマホ保険)も加わる。

旅行頻度が低くても、世帯全体で見れば楽々黒字化します。

とはいえ、可能であれば最適解としては最大発行可能数である4枚の家族カードを発行して活用すること。

1人あたりの年会費も下位カードであるアメックス・ゴールドプリファードの年会費よりも安く持てることに加えて、年間決済額500万円も目指すハードルが下がると言えます。

アメックスゴールドプリファード愛用中の私の本音

2026年7月の改定で、エアラインクレジット10万円とフリーステイギフト2泊目無料特典が新設されたことで、アメックス・ゴールドプリファードからアメックス・プラチナに切り替えたい気持ち」は確実に強くなりました。

たとえば、フリーステイギフト2泊目は、ヒルトン東京を選べば朝食無料込みで約95,000円相当。これだけで年会費の6割近くを回収できます。

とはいえ、プライオリティパスやセンチュリオンラウンジなどの目玉特典の一部は引き続き使いこなせないことが多い現実に目を向けると、やはり未就学児がいる我が家ではアメックス・プラチナへの切り替えは時期尚早。

子どもの年齢や年間決済額を毎年考慮した上で、切り替えのベストタイミングを計っていこうと思っています!

アメックスプラチナは後悔しそうで選ばなかった理由「年会費ではなく家族構成」。入会のベストタイミングは4つ

まとめ

この記事のポイント

判断基準はシンプルです。

お子さんが0〜9歳 → 今はアメックス・ゴールドプリファード、お子さんが10歳以上+海外旅行年2回以上 → アメックス・プラチナへ切り替え お子さんが18歳以上+家族カード2枚以上 → アメックス・プラチナを推奨

「何歳から得になるか」は、特典の一覧表を眺めていてもわかりません。

あなたのお子さんの年齢と、あなたの家族の旅行頻度。この2つの変数だけで、答えは自動的に決まりますよ!

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