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アメックスゴールドプリファードのマイル移行はどのように行うの?
アメックスゴールドプリファードのANAマイル還元率はどのくらい?
アメックスゴールドプリファードで貯めたポイントは、ANA・JALを含む全14の提携航空会社のマイルへの移行が可能です。
この記事では、マイル還元率(交換レート)や移行上限・貯め方や移行手順までわかりやすく解説しています。
マイル移行できる提携航空会社一覧(14社)
ANA/JALマイルに交換したいときのポイント
マイル還元率UPのためのアメックスゴールドプリファードの活用法
アメックスゴールドプリファード→マイル交換方法
アメックスゴールドプリファード→マイル交換の注意点5つ
旅行先別のおすすめマイル
アメックスゴールド・プリファード・カードの基本情報
券面 | ![]() |
---|---|
年会費 | 39,600円(税込) |
家族カード年会費 | 2枚まで無料 3枚目以降19,800円(税込) |
ETCカード | 年会費:無料 発行手数料:935円(税込) |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
ポイント | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 基本:100円=1ポイント(1.0%) 対象加盟店:100円=3ポイント(3.0%) ※メンバーシップ・リワード・プラス自動付帯 |
利用できるラウンジ | 空港カードラウンジ プライオリティ・パス |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最大5,000万円 |
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アメックスゴールドプリファード→マイル移行先の航空会社一覧
アメックスゴールドプリファードは、ANA/JALを含む世界14社の航空会社マイルに交換可能です。

主要な3つのアライアンスに加盟する航空会社をカバーしており、さらに独立系の航空会社も含まれています。
選択肢が豊富なため、旅行先や利用頻度に応じて最適なマイルプログラムを選べます。以下、アライアンスごとの提携航空会社を紹介していきます。
ワンワールド(5社)
アメックスゴールドプリファードのポイントは、ワンワールドアライアンスに加盟する6つの航空会社のマイルへ移行できます。
世界各地を結ぶネットワークを持つ航空会社ばかりで、特にアジア路線や欧州路線を利用する方にとって使い勝手の良い移行先が揃っています。
提携航空会社名 | マイレージプログラム名 | マイル有効期限 |
---|---|---|
日本航空 | JALマイレージバンク | 36ヶ月 |
キャセイパシフィック航空 | アジア・マイル | 18ヶ月 |
カタール航空 | プリビレッジクラブ | 36ヶ月 |
カンタス航空 | カンタス・フリークエントフライヤー | 18ヶ月 |
ブリティッシュ・エアウェイズ | エグゼクティブ・クラブ | 36ヶ月 |
2024年8月12日をもって、フィンエアーのフィンエアープラスへのポイント移行は終了しました。
日本航空(JAL)
アメックスゴールドプリファードで貯めたポイントは、2,500ポイントを1,000マイルで日本航空のマイルに交換できます。
交換レートは他の航空会社と比べると低めですが、国内線の特典航空券が充実しており、地方路線でも使いやすいのが特徴です。
JALマイルは、国内外の提携ホテルやレンタカーにも交換可能で、年間の移行上限がないため、まとまった数のポイントを一度に交換したい方にも適しています。
キャセイパシフィック航空
1,250ポイントで1,000マイルに交換できるキャセイパシフィック航空は、香港を拠点にアジア各都市を結ぶ航空会社です。
獲得したアジア・マイルは、日本とアジア主要都市間の特典航空券に利用でき、ビジネス出張や観光旅行に活用できます。
香港経由でヨーロッパやオーストラリアへの乗り継ぎにも対応しており、ワンワールド加盟航空会社の特典航空券も予約可能。
カタール航空
中東の拠点ドーハから世界150都市以上に就航するカタール航空は、1,250ポイントで1,000マイルのレートで移行できます。
プリビレッジクラブのマイルは、ヨーロッパや中東、アフリカ方面への旅行で特に価値を発揮し、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券も比較的取りやすいと評価されています。
マイルの有効期限は最終利用日から36ヶ月で、ワンワールド加盟航空会社全体で利用できる柔軟性が魅力。日本からの直行便も運航しているため、利用機会も豊富です。

カンタス航空
オーストラリア最大の航空会社カンタス航空へは、1,250ポイントで1,000マイルに交換できます。
フリークエントフライヤープログラムのマイルは、オセアニア方面への旅行はもちろん、ワンワールド加盟航空会社を使った世界各地への特典航空券にも利用可能です。
特にオーストラリアやニュージーランドへの旅行を計画している方には使い勝手が良く、日本発着の直行便も充実しています。
マイルは最終利用日から18ヶ月間有効で、定期的な利用で期限を延長できる仕組みです。
ブリティッシュ・エアウェイズ
1,250ポイントで1,000Aviosに交換できるブリティッシュ・エアウェイズは、マイル活用の自由度が高いことで知られています。
エグゼクティブ・クラブのAviosは、日本国内のJAL便にも利用でき、短距離路線では必要マイル数が少なく済むのが大きなメリットです。
ヨーロッパ各都市への特典航空券はもちろん、ワンワールド加盟航空会社全体で使えるため、旅行の選択肢が広がります。
スターアライアンス(4社)
アメックスゴールドプリファードで貯めたポイントは、スターアライアンスに加盟する4つの航空会社のマイルに交換できます。
提携航空会社名 | マイレージプログラム名 | マイル有効期限 |
---|---|---|
全日空 | ANAマイレージクラブ | 36ヶ月 |
スカンジナビア航空 | ユーロボーナス | 48ヶ月 |
シンガポール航空 | クリスフライヤー | 36ヶ月 |
タイ国際航空 | ロイヤルオーキッドプラス | 36ヶ月 |
全日空
アメックスゴールドプリファードのポイント交換先のうち、最も人気の高いマイル交換先がANAマイルです。
1,000ポイント=1,000マイルのレートで交換でき、国内線から国際線まで幅広く特典航空券を予約できます。
ただしANAマイルへの移行には年間参加費5,500円(税込)が必要で、年間の移行上限は40,000マイルまでとなっています。
プラチナ・カード会員の場合は5,500円の参加費が無料です。
スカンジナビア航空
スカンジナビア航空のマイルプログラム「ユーロボーナス」は、1,250ポイント=1,000マイルのレートで交換でき、手数料は不要です。
スカンジナビア航空はスターアライアンスに加盟しているため、ANA便を含む提携航空会社の特典航空券も予約可能です。
北欧諸国への直行便が充実しており、ストックホルムやコペンハーゲンなどへアクセスしやすいのが特徴となります。
ヨーロッパ域内の路線網も豊富で、北欧を起点とした周遊旅行にも活用できるでしょう。
マイルの有効期限は最終利用から36ヶ月となっており、定期的な利用や獲得があれば実質無期限で保有できます。
シンガポール航空
アジア方面への旅行で高い人気を誇るのシンガポール航空のマイルプログラム「クリスフライヤー」は、1,250ポイント=1,000マイルで交換でき、ANAマイルと同様に手数料はかかりません。
シンガポール航空は世界トップクラスのサービス品質を誇り、特にビジネスクラスやファーストクラスの評価が高いことで知られています。
シンガポールをハブとしてアジア各都市への路線が充実しており、東南アジア旅行には特に便利な選択肢です。
マイルの有効期限は獲得から36ヶ月ですが、有償航空券の購入やマイル加算により延長される仕組みとなっています。
タイ国際航空
東南アジア旅行で重宝するのがタイ国際航空のマイルプログラム「ロイヤルオーキッドプラス」です。
交換レートは1,250ポイント=1,000マイルで、移行手数料は無料です。
タイ国際航空はバンコクを拠点に、アジア・ヨーロッパ・オセアニア方面への豊富な路線網を持っており、日本からも複数の都市に直行便を運航中です。
タイへの旅行はもちろん、バンコク経由でヨーロッパやオーストラリアへ向かう際にも活用できます。
スカイチーム(3社)
アメックスゴールドプリファードのポイントは、世界的な航空連合「スカイチーム」に所属する3つの航空会社のマイルへ交換が可能です。
スカイチームは主にヨーロッパ方面に強い航空連合として知られており、渡航先に応じて使い分けることで、マイル活用の幅が広がります。
提携航空会社名 | マイレージプログラム名 | マイル有効期限 |
---|---|---|
デルタ航空 | スカイマイル | 無期限 |
エールフランスKLM | フライング・ブルー | 24ヶ月 |
ヴァージンアトランティック航空 | フライングクラブ | 36ヶ月 |
デルタ航空
デルタ航空のマイルは、1,250ポイントを1,000マイルへ移行できます。
最大の特徴は、マイルの有効期限が無期限で、特典航空券で燃油サーチャージがかからないケースも多く、実質的な費用負担を抑えられるメリットがあります。
ANAやJALマイルと異なり、時間を気にせずじっくりとマイルを貯められるため、計画的にポイント移行を進めたい方に適しています。
さらに、デルタ航空はヨーロッパ方面のマイルを長期保有したい方や、じっくり貯めて海外旅行を楽しみたい方におすすめの交換先です。
エールフランスKLM
エールフランスKLMのマイルプログラム「フライング・ブルー」も、1,250ポイントを1,000マイルへ移行可能です。
フライング・ブルーの特徴は、エールフランスとKLMオランダ航空の両方で利用できる点にあります。
パリやアムステルダム経由でヨーロッパ各都市へのアクセスが良好なため、ヨーロッパ方面の旅行を計画している方には魅力的な選択肢となります。
また、デルタ航空と同じスカイチームに所属しているため、デルタ航空便でもマイルを貯めたり使ったりできる柔軟性があります。
ヴァージンアトランティック航空
ヴァージンアトランティック航空のマイルは、1,250ポイントを1,000マイルへの移行レートです。
イギリスを拠点とする航空会社で、特にロンドンへのアクセスに優れています。
さらに、ANAと提携関係にあるため、ヴァージンアトランティック航空のマイルを使ってANA便の特典航空券を予約することも可能です。
場合によっては、ANAマイルより少ないマイル数で同じANA便に搭乗できるケースもあり、お得な使い方ができる可能性があります。
アライアンス不加盟(2社)
アメックスゴールドプリファードで貯めたポイントは、3大航空アライアンスに加盟していない航空会社のマイルにも移行できます。
提携航空会社名 | マイレージプログラム名 | 有効期限 |
---|---|---|
エミレーツ航空 | エミレーツ・スカイワーズ | 36ヶ月 |
エティハド航空 | エティハド ゲスト | 18ヶ月 |
エミレーツ航空
エミレーツ航空のマイレージプログラム「エミレーツ・スカイワーズ」は、ドバイを拠点とする中東の大手航空会社のプログラムです。
アメックスゴールドプリファードのポイントは1,000ポイント=1,000マイルの高レートで移行でき、JALやジェットスターなど複数の航空会社と独自に提携しています。
スカイワーズマイルの有効期限は獲得から3年間と長めに設定されており、マイルを使った座席のアップグレードや特典航空券への交換が可能です。
中東・ヨーロッパ方面への旅行を計画している方や、ドバイ経由で世界各地へ足を延ばしたい方にとって、利用価値の高いマイルプログラムといえるでしょう。
エティハド航空
エティハド航空のマイレージプログラム「エティハドゲスト」は、アブダビを拠点とする航空会社のプログラムです。
アメックスゴールドプリファードからは同じく1,000ポイント=1,000マイルのレートで移行でき、ANAをはじめアメリカン航空やニュージーランド航空など多数の航空会社とパートナーシップを結んでいます。
エティハドゲストの特徴は、ステージ制度によって会員ランクが上がると受けられる特典が充実していく点です。
貯めたマイルは特典航空券やアップグレードに使えるほか、ホテル宿泊やショッピングにも活用できる柔軟性があります。
交換したマイルの有効期限
アメックスで貯まるメンバーシップ・リワード・ポイントの有効期限は無期限ですが、マイルに交換すると各航空会社のルールが適用されます。
つまり、ポイントからマイル移行のタイミングには注意が必要です。
マイルを使う予定が固まってから交換すれば、有効期限切れのリスクを避けられるでしょう。
マイルの交換レート
アメックスで貯まるメンバーシップ・リワード・ポイントは、「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録・未登録によりマイルへの交換レートが異なります。
交換先 | メンバーシップ・リワード・プラス登録時 | メンバーシップ・リワード・プラス未登録時 |
---|---|---|
ANAマイル | 1,000P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
JALマイル | 2,500P→1,000マイル | 3,000P→1,000マイル |
その他提携航空会社マイル | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
アメックスゴールドプリファードの場合は、自動かつ無料でメンバーシップ・リワード・プラスに登録されます。

アメックスゴールドプリファードポイントを日系マイルに換えるなら
アメックスゴールドプリファードで貯めたポイントには様々な交換先がありますが、旅行好きがもっとも魅力に感じる交換先がマイルへの移行です。
特にANAマイルやANA SKY コイン、そして2020年10月から始まったJALマイルへの移行を活用することで、ポイントの価値を最大化できます。
ANAマイルへの交換が人気
アメックスゴールドプリファードのポイントを最もお得に使いたいなら、ANAマイルへの交換がおすすめです。
1,000ポイント=1,000マイルという交換レートは、他の航空会社と比較しても最高水準となっています。
例えば50,000ポイントがあれば、ハワイまでのエコノミークラス往復特典航空券(40,000マイル)を予約できます。
さらにビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換すれば、1マイルあたりの価値は5円以上になることも珍しくありません。
上限以上はANA SKY コインがおすすめ
ANA SKY コインへの交換は、2025年10月現在一時停止中です。
ANAマイルには年間40,000マイルという移行上限があるため、それを超えるポイントを持っている場合はANA SKY コインへの交換が有力な選択肢になります。
ANA SKY コインは1コイン=1円としてANAの航空券やツアー購入に使える電子クーポンで、特典航空券のような座席数の制限がないのが最大のメリットです。
マイルを使った特典航空券では希望の日程が取れなかったときでも、SKY コインなら通常の予約と同じように好きな便を選べるため、旅行計画の自由度が格段に高まります。
また有効期限は付与日から12か月と、ANAマイルの3年より短いものの、確実に航空券として利用できるため無駄になりにくいという特徴があります。
年間40,000マイルを超えてポイントを貯めている方や、特典航空券の座席が取りにくい繁忙期に旅行を計画している方には、SKY コインへの交換をおすすめします。
2020年10月からJALマイルへの移行が可能に
かつてアメックスゴールドプリファードのポイントはJALマイルに交換できませんでしたが、2020年10月からJALマイレージバンクへの移行が可能になりました。
この変更により、JAL便を中心に利用される方にも選択肢が広がっています。ただし交換レートは以下の通り、ANAマイルや他の提携航空会社と比べると低めに設定されています。
交換先 | メンバーシップ・リワード・プラス登録時 | メンバーシップ・リワード・プラス未登録時 |
---|---|---|
ANAマイル | 1,000P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
JALマイル | 2,500P→1,000マイル | 3,000P→1,000マイル |
その他提携航空会社マイル | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
そのため、特にJAL便でしか行けない地方路線を利用する場合や、JALのマイルを既に貯めていてまとめたい場合など、明確な理由がある場合以外は他の交換先を選ぶ方がポイントを有効活用できます。
一方で、JALマイルには年間の移行上限がないため、大量のポイントを一度に移行したい場合には便利な選択肢となるでしょう。
とはいえ、以下に解説する方法を活用することで、貯めたポイント→マイルの移行レートを良くすることができます。
アメックスポイント→マイル還元率UPのためのコツ
アメックスゴールドプリファードで貯めたポイントは、ボーナスポイントも移行レートは同じになる点がメリットです。

要するに、アメックスの「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入することで、マイルの交換レートが良くなるだけではなく、
「ボーナスポイントプログラム」を活用することで、カード決済による獲得ポイントが3倍になり、得たポイントの移行レートも同一でマイルへ交換できます。
ポイントプログラム活用で3倍で貯める
メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、対象加盟店での利用で通常の3倍、つまり100円につき3ポイントが貯まります。

言い換えると、ANAマイル・JALマイルの移行レートが以下のように改良されるのです。
マイルの種類 | メンバーシップ・リワード・プラス登録時 | ボーナスポイントプログラム活用 |
---|---|---|
ANAマイル | 100円で1マイル | 100円で3マイル |
JALマイル | 250円で1マイル | 250円で3マイル |
通常は年会費3,300円がかかるこのプログラムですが、アメックスゴールドプリファード会員は無料で自動登録されるため、特別な手続きは不要です。

年間のボーナスポイントには10,000ポイント(50万円利用分)までの上限があることも覚えておきましょう。
ポイント対象外/半減に注意する
効率的にポイントを貯めるには、ポイント付与の対象外となる支払いや、還元率が半減してしまう支払いを知っておくことが重要です。
具体的には、税金や国民年金保険料、電子マネーへのチャージ、金融商品の購入などはポイント付与の対象外となっています。

一部の支払いでは200円につき1ポイントと、通常の半分の還元率になってしまいます。

また、年金や保険料、一部の公共料金の支払いでは還元率が0.5%に半減します。
対象外や半減となる支払いを把握してカード決済を行うことで、より効率的にポイントを貯めることができるでしょう。
アメックスゴールドプリファードポイント→マイルへの交換方法
初めてマイル移行する際は、まず移行先の航空会社でマイレージプログラムの会員番号を取得する必要があります。
例えばANAマイルに交換したい場合は、ANAマイレージクラブの会員登録を事前に済ませておきましょう。
会員番号を取得したら、アメックスの公式サイトマイページにログインして「ポイント」タブから「マイルや提携ポイントへ移行する」を選択します。

ANAの「ポイントを移行する」をタップし、「提携先会員番号を登録する」をタップします。

初めて登録するときは、下図のように「提携先プログラムの新規登録」のポップアップ画面が表示されるので「ご登録はこちら」をタップします。

下図画面に遷移するので、以下の項目を全て入力し、規約に同意の上「登録する」をタップすれば完了です。

初回の移行には最大2週間程度かかるため、特典航空券の予約を検討している方は余裕を持って手続きしておくと安心です。
マイル移行の所要期間
マイルへの移行期間は、提携航空会社により異なります。
具体的な所要期間は以下の通りです。
提携先航空会社マイル | マイルへの移行期間 |
---|---|
ANAマイレージクラブ | 通常5営業日以内 |
JALマイレージバンク | 通常同日中 |
エティハド航空 エティハド ゲスト | 通常5日以内 |
エミレーツ航空 エミレーツ・スカイワーズ | 通常同日中 |
エールフランスKLM フライング・ブルー | 通常5日以内 |
カタール航空 プリヴィレッジクラブ | 通常3日以内 |
カンタス・フリークエントフライヤー | 通常3日以内 |
キャセイ | 通常同日中 |
シンガポール航空 クリスフライヤー | 通常15日以内 |
スカンジナビア航空 SAS ユーロボーナス | 通常5日以内 |
タイ航空 ロイヤルオーキッドプラス | 通常5日以内 |
デルタ航空 スカイマイル | 通常同日中 |
ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブ・クラブ | 通常同日中 |
ヴァージンアトランティック航空 フライングクラブ | 通常同日中 |
通常同日~5日以内がほとんどですが、シンガポール空港の場合は15日以内と設けられている期間が長いです。
そのため、特典航空券の発行を考えている場合は、できる限り早めにマイルへの移行をしておくと安心でしょう。
アメックスゴールドプリファード→マイル移行の注意点5つ
ポイントをマイルに移行する際には、押さえておくべき注意点が5つあります。
- ANAマイル移行の年間参加費
- 移行完了までの期間
- ANAマイルの年間移行上限
- マイル移行後のキャンセル不可
- 航空会社ごとのマイル有効期限
ひとつずつみてみましょう。
①ANAマイルへの移行には年間参加費が必要
ANAマイルへポイントを移行するには、年間参加費5,500円(税込)が必須です。
参加費は2年目以降自動更新となるため、ANAマイルへの移行を予定していない年には、事前にキャンセル手続きを行う必要がある点に注意しましょう。
対して、他の提携航空会へのマイル移行には参加費はかかりません。
ANAマイルを年間40,000マイル以上貯める方は毎年参加することで効率的ですが、それ以下の場合は必要なタイミングでの登録がおすすめです。
②移行完了までに最大2週間程度かかる
ポイントからマイルへの移行は即時反映されるわけではなく、航空会社によって移行期間が異なります。
初回のマイル移行では通常約2週間、2回目以降は下表の通り同日~5日程度の時間を要するケースがほとんどです。
提携先航空会社マイル | マイルへの移行期間 |
---|---|
ANAマイレージクラブ | 通常5営業日以内 |
JALマイレージバンク | 通常同日中 |
エティハド航空 エティハド ゲスト | 通常5日以内 |
エミレーツ航空 エミレーツ・スカイワーズ | 通常同日中 |
エールフランスKLM フライング・ブルー | 通常5日以内 |
カタール航空 プリヴィレッジクラブ | 通常3日以内 |
カンタス・フリークエントフライヤー | 通常3日以内 |
キャセイ | 通常同日中 |
シンガポール航空 クリスフライヤー | 通常15日以内 |
スカンジナビア航空 SAS ユーロボーナス | 通常5日以内 |
タイ航空 ロイヤルオーキッドプラス | 通常5日以内 |
デルタ航空 スカイマイル | 通常同日中 |
ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブ・クラブ | 通常同日中 |
ヴァージンアトランティック航空 フライングクラブ | 通常同日中 |
特典航空券を予約したい日程が決まっている場合は、予約開始日の2週間以上前には移行申請を完了させておくと安心です。
また、繁忙期やシステムメンテナンス時にはさらに時間がかかることもあるため、余裕を持った計画が重要となります。
③ANAマイルには年間移行上限がある
ANAマイルへの移行には年間上限が設定されており、メンバーシップ・リワード・プラス登録済みの場合は年間40,000ポイント(40,000マイル相当)までとなります。
この上限は1月1日から12月31日までの暦年で計算され、複数枚のアメックスカードを保有している場合は合算されます。つまり、複数のカードで貯めたポイントをANAマイルに換えられる上限が40,000マイル/年です。
年間40,000マイル以上貯めたい場合は、他の提携航空会社のマイルへの移行も検討するとよいでしょう。
たとえばブリティッシュ・エアウェイズのAviosに移行すれば、JAL便の特典航空券も予約できます。
一方、デルタ航空やシンガポール航空などへの移行には上限がないため、戦略的に複数の航空会社を使い分けることで、より多くのマイルを活用できます。
④移行申し込み後の変更・キャンセルは不可
一度マイル移行の申し込みを完了すると、その後の変更やキャンセルは一切受け付けられません。
移行先の航空会社や移行ポイント数を間違えてしまっても修正できないため、申し込み前に必ず内容を確認することが大切です。
また、移行後はポイントに戻すこともできないため、本当にそのマイルを活用できるか慎重に判断しましょう。
さらに、マイルには各航空会社ごとの有効期限があるため、使う予定が明確になってから移行するのが賢明です。
⑤マイル移行後は各航空会社の有効期限が適用される
アメックスで貯めたポイントはカード保有中の有効期限は無期限ですが、マイルに移行した後は各航空会社が定める有効期限が適用されます。
ANAマイルは移行完了日から36カ月後の月末まで、JALマイルも同様に36カ月が有効期限です。
一方、デルタ航空のスカイマイルやブリティッシュ・エアウェイズのAviosなど、海外の航空会社では実質無期限(一定期間マイル加算があれば延長)というケースも多くあります。
そのため、すぐに使う予定がない場合は、ポイントのまま保有しておき、特典航空券の予約が具体的になった段階でマイルに移行するのがおすすめです。
旅行先別のおすすめマイル
旅行先によって、特典航空券に必要なマイル数やマイルの使いやすさは大きく異なります。
アメックスゴールドプリファードのポイントは14の航空会社のマイルに交換できるため、行き先に合わせて最適なマイルを選ぶことで、より効率的にポイントを活用できます。

北米(カナダ・アメリカ)
①デルタ航空
北米方面への旅行では、デルタ航空のスカイマイルへの交換がおすすめです。
デルタ航空は日本から北米への便数が豊富で、特典航空券の予約が比較的取りやすいのが魅力です。
さらに、デルタ航空のマイルには有効期限がないため、じっくりとマイルを貯めながら旅行計画を立てられます。
②ユナイテッド航空
また、ANAマイルに交換してユナイテッド航空の特典航空券を利用する方法も有力な選択肢です。
ANAマイルを直接ユナイテッド航空マイルへ移行することはできませんが、スターアライアンス加盟航空会社のため、ANAマイルを使ってユナイテッド航空の特典航空券を発券できます。
ロサンゼルスやニューヨークなど主要都市への直行便が充実しており、スターアライアンス加盟航空会社のネットワークを活用できるのが強みです。
カナダのバンクーバーやトロントへの旅行を考えている場合も、同様にスターアライアンスの充実した路線網が活用できるため、ANAマイルの利用価値は高いでしょう。
アジア(韓国)
韓国は近距離であるため、少ないマイルで気軽に旅行できる点を活かせるマイルプログラムを選ぶとよいでしょう。
①デルタ航空
デルタ航空の場合、日本と韓国の往復ではエコノミークラスで15,000マイルというリーズナブルなマイル数で航空券を手配できます。
アメックスゴールドプリファードのポイントは、デルタマイルへ1,000ポイント=800マイルで移行可能なため、約19,000ポイントあれば往復分のマイルが貯まる計算です。
さらに、デルタ航空の場合は燃油サーチャージの設定がないため、必要なのは空港施設使用料や税金のみです。
また、デルタ航空はスカイチームというアライアンスに加盟しており、同じアライアンスの大韓航空便も特典航空券を発券できます。
デルタ航空自体の日本発着便は限られていますが、大韓航空は羽田、成田、関空など日本の主要空港から頻繁に韓国へ運航しているため、フライトスケジュールの選択肢が豊富です。
②ブリティッシュ・エアウェイズ
韓国への旅行では、ブリティッシュ・エアウェイズのAvios(エグゼクティブ・クラブ)への交換が特におすすめです。
Aviosは距離に応じた必要マイル数が設定されており、日本から韓国のような短距離路線では少ないマイル数で特典航空券が取れます。
ヨーロッパ
ヨーロッパ方面への旅行には、エールフランスKLMのフライングブルーやデルタ航空のスカイマイルへの交換が推奨されます。
①エールフランスKLM
フライングブルーは、パリやアムステルダムをハブとするスカイチーム加盟航空会社で、ヨーロッパ各都市への接続が非常にスムーズです。
さらに、スカイチームに加盟しながらJALとも独自に提携していることにより、日本発着の国際線でJAL便を利用しながらエールフランスマイルを貯めたり使ったりすることができます。
アメックスゴールドプリファードのポイントからエールフランスマイルへは1,250ポイント→1,000マイルのレートで移行可能で、移行したマイルでパリを拠点にヨーロッパ各都市への旅行が計画できるのです。
日本人にとって使いやすいJAL便との相互利用ができる点は、他のヨーロッパ系航空会社のマイルプログラムにはない独自の利点といえます。
②デルタ航空
デルタ航空のマイルは有効期限がなく、長期的にヨーロッパ旅行を計画している方にとって管理がしやすいという利点があります。
さらに、デルタ航空は燃油サーチャージがかからないため、マイルと税金のみでヨーロッパ行きの航空券を手に入れられます。
必要マイル数も近年改善され、ビジネスクラス往復で160,000マイル程度と競争力のある水準になっており、予約の取りやすさも魅力といえるでしょう。
アメックスゴールドプリファードのマイル移行についてよくある質問
マイル初心者でもマイル移行後に活用できる?
アメックスゴールドプリファードは、これからマイルを貯め始めたいと考えている初心者の方に最適なカードです。
その理由は、14社もの航空会社マイルへ交換できる柔軟性にあります。
マイル初心者の方は「どの航空会社のマイルを貯めるべきか」で迷いがちですが、アメックスゴールドプリファードなら後から交換先を選べるため、まずはポイントを貯めることに集中できます。
また、ポイントの有効期限が実質無期限という点も大きなメリットです。マイルに交換してしまうと航空会社ごとの有効期限(多くは3年)が適用されますが、ポイントのままなら焦らずじっくり貯められます。
マイルの世界を試してみたい方にとって、リスクが少なく始めやすい選択肢といえるでしょう。
ANAマイルへの移行には手数料は必要?
ANAマイルへの移行には、年間5,500円(税込)の参加費が必要です。
参加費は「メンバーシップ・リワードANAコース」への登録時に発生し、2年目以降は自動更新されるしくみです。
アメックス・プラチナ/アメックス・ビジネス・プラチナ会員の場合はこの参加費が無料です。
他の航空会社マイルへの移行は手数料無料で行えるため、複数の航空会社を使い分ける方には便利です。
年間40,000マイル以上をANAで利用する予定がある方は毎年登録する価値がありますが、それ以下の場合は必要なタイミングでの登録をおすすめします。
マイル移行はいつがベストタイミング?
マイル移行のベストタイミングは、旅行の予定が具体的に決まったときです。
メンバーシップ・リワードのポイント自体は無期限で保有できますが、マイルに移行すると各航空会社の有効期限が適用されます。
そのため、ポイントのまま保有しておき、特典航空券を予約する直前に必要な分だけ移行することで、マイルの失効リスクを最小限に抑えられます。
初回の移行には約2週間かかるため、旅行の計画が決まったら早めに手続きを進めましょう。
ANAマイルの場合は年間40,000マイルまでの移行上限があるため、大きな旅行を計画している方は複数年にわたって計画的にマイルを貯めることをおすすめします。
交換できる航空会社マイルと交換レートは?
アメックスゴールドプリファードで貯めたポイントは、14の航空会社マイルへ交換が可能です。

また、ポイント→マイルの交換レートは以下の通りです。
交換先 | メンバーシップ・リワード・プラス登録時 | メンバーシップ・リワード・プラス未登録時 |
---|---|---|
ANAマイル | 1,000P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
JALマイル | 2,500P→1,000マイル | 3,000P→1,000マイル |
その他提携航空会社マイル | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
マイレージプログラムごとに特典航空券の必要マイル数や特典内容が異なるため、交換前に各航空会社の条件を確認することをおすすめします。
マイル有効期限はどのくらい?
マイル移行可能な提携航空会社一覧でに記載の通り、マイルの有効期限は移行先の航空会社によって異なります。
ANAマイルの場合は、マイルが積算された月から36ヶ月後の月末まで有効です。一方、デルタ航空やブリティッシュ・エアウェイズのAviosなど、一部の海外航空会社では実質無期限(アカウントに動きがある限り延長される)のケースもあります。
重要なのは、ポイントをマイルに移行した時点で有効期限のカウントが始まるという点です。
メンバーシップ・リワードのポイント自体はカードを保有している限り無期限なので、具体的な旅行計画が決まるまでポイントのまま保有しておくことで、柔軟に対応できます。
マイルの有効期限が近づいている場合は、少額の買い物でマイルを追加することで期限を延長できる航空会社もあります。
アメックスゴールドプリファードのマイル移行の年間上限は?
ANAマイルへの移行には、年間40,000マイルという上限が設定されています。
これは1月1日から12月31日までの期間で、アメックスの処理日基準で計算されます。
複数のアメックスカードを保有している場合、すべてのカードからの移行分が合算されて上限に達するため注意が必要です。
一方、JALマイルやその他の外資系航空会社への移行には、年間上限はありません。
まとめ
アメックスゴールドプリファードは、ANAをはじめ14社の航空会社マイルに交換できる優れた汎用性が魅力のカードです。
メンバーシップ・リワード・プラスへの無料加入により、ポイントの有効期限は実質無期限となり、自分のペースでマイルを貯められます。
ANAマイルなら1対1の高レートで交換でき、年間上限に達した場合はANA SKY コインの活用も選択肢です。
また、2020年10月からはJALマイルへの交換も可能になりました。年会費以上の価値を引き出すには、対象加盟店でのポイント3倍獲得や年間200万円利用のフリー・ステイ・ギフトなど、付帯特典を積極的に活用することがポイントです。
マイル初心者から家族旅行を楽しみたい方まで幅広く対応でき、バランスの取れたカードといえるでしょう。